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2025年04月28日

GWと宮古島!

子供たちが小さい頃は、GWは一大イベントだった。
まず海に行こう。そしてBBQをしよう。してから、ドイツ村でイベントをしてるかも知れんのでそこに連れて行こう。

とまあ、こんな具合。
当方が幼少の頃は、植物園が華々しく開園した頃。

この植物園を後半で熱く語ろうと思う。

植物園には歩いて行くのでなく、馬車だ。島尻からだと10km以上あるからね。
違うか。馬車は運動会で狩俣に行くのに使われていた。

普段は農耕で使用されるのが、この時ばかりは荷台に人間を満載して狩俣小中学校本校へ行った。
馬車は車で言うとFFである。駆動輪と舵輪が前にあり、エンジンも前に搭載している。

厳密には三輪車なんだけど、荷台部分にバランスよく積み荷である人間を積まないと、馬車本体の前部が浮き上がり、馬車と馬を連結している鞍のロップが外れる。
車で言うとギアが外れるみたいな。

植物園には親父の車で行くのだけれど、今みたいにワンボックスなるバス状の乗り合い自動車は皆無で、ピカップ車の荷台に兄弟は積み込まれた。
乗用車なんて上流階級しか所有してなかったのだよ。もっともピカップ車があること自体が少し上流なんだけれど。

開園当初の植物園は、植物を愛でるなんて高尚な趣は無くて・・・・今でもそれはそうか。
12ヘクタールの敷地内の中央に花壇があり、西側に広場があってそこには小型の汽車が。

もちろん線路もあって子供たちを載せて400mくらいをぐるぐる回っていた。
植物園は東側の丘を巡るように、遊歩道が整備されていて、当時樹木は生い茂ってしないので広場から中腹を見渡すことができた。

その中腹には、蛇、兎、猿のケージがあり子供たちが群がっていた。
さあ、植物園の全体構想を説明しよう。

植物園は、実は総面積360ヘクタールという広大さで、もし完成していれば沖縄を代表する施設になっていたろう。福岡の海の中道国営公園が500ヘクタールくらいで、一日で全部を回るのは難しい広さだ。
当初計画ではプールなどの運動施設や宮古馬の放牧場なども計画段階の青図には描かれている。ちなみに牧場の計画は80ヘクタール。

でかいぞ。80万平方メートルど。東京ドームが4.5ヘクタールくらいで、ほぼ東京ドーム20個分が宮古馬のエリアだ。

360ヘクタールと言って、ぴんと来ない人にはゴルフ場との比較が解りやすい。東京ドームを4ヘクタールとすると、東京ドーム90個分だ。
チャンピオンコースのゴルフ場の標準的な規模が100ヘクタールなのでゴルフ場約4個分だ。

手掛けたのは、池間大橋の提唱や灌漑事業、水道事業を普及させた真栄城徳松。
商才に長けた人物で政敵である平良重信に敗れて沖縄本島に拠点を移した。

その後は沖縄信販を起こすと同時に病院経営にも乗り出して宮古島以外で成功している。
植物園の整備計画は政敵である平良重信が市長になったところで凍結され、公園整備はカママ嶺公園に集中されることになった。

今でも植物園は都市計画公園の都市計画決定を受けたものとして、実は存在している。
なので運動公園を造ろうが県営の広域公園を造ろうが、敷地としては余り余っている。

体育館も植物園の計画区域に造るのが理想で、それと合わせて宮原方面からの水脈であることを利用して、プールなどの整備も簡単にできる。
ちなみに県営である広域公園の標準規模は50ヘクタールなので広域公園なら7個もできる。

大武山公園は県営の総合公園なんだけど、25ヘクタール程度しか無いからね。
もし植物園が計画通りにできていれば、宮古島の子供たちは遊園地とスポーツ施設を併せ持った施設で遊ぶことができたな。

実は今からでも遅くはないんだな。
都市計画に位置付けられているので、問題ないんだな。できるんだ。可能性が無いのでなく、補助金を受ける条件を満たしている。

金がってか?
心配するな。金は国が出してくれる。補助率は二分の一と低いのだけれど、それでも内地の三分の一より高い。

そして完成後は管理費用として、地方交付税が交付される。
借金の返済と管理費用と人件費に充てることができる。絵に描いた餅じゃあないんだな。食材は揃ってるのに、料理を開始しないだけなんだな。




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Posted by 福原組設計事務所 at 09:26│Comments(0)宮古島
 
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